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奇忌怪会blog

東北芸術工科大学のホラー研究サークル(非公式)の「奇忌怪会」のブログです。 こちらではメンバーの雑記。ホラーゲームレビュー。取材のレビュー。などを更新していきます

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春だ!ホラーだ!モッコスだ!





ドモ、はじめまして、会長のハンザワです。
今日、暖かかったですね。何かいきなり春ですね。
我々奇忌怪会も今春から本格的に活動を始めたいと思います。
ワクワクするなあ。

ところで皆さん、上の画像見ましたか?


どうですか?

怖いですか?

ビックリしましたか?

何故でしょう。


この顔のどこにそんな恐怖する要素があるんでしょうか。
顔が白塗りだから?目が大きいから?歯がむき出しだから?
じゃ、なぜそれらの要素を怖く感じるんでしょう。
「不気味の谷」という言葉を皆さんも一度は聞いた事があると思います。
中途半端に人間に似せられた創造物に対して、人は嫌悪感を抱いてしまうとかいうヤツです。

一時期ネット上で流行していた「邪神モッコス」はその代表的な例ですね。

▲うーん、キッモチ悪い顔してると思いませんか。

ヒトが視覚的に恐怖を抱いてしまうイメージというのは、基本的に人間の似姿であることが多いです。
ネット上に散らばる有象無象の恐怖画像達もだいたい人間準拠(?)ですね。

動物の本能として、「得体の知れないものからは取り敢えず逃げる」というのがあるらしく、
つまり恐怖というのはいわば生命を脅かす対象から逃れる為のシステムともいえるんですが、
僕たちは別にホッキョクグマの画像とか見てもマア、怖くはない(ホッキョクグマにトラウマのある人がいれば別ですが)ですよね。
実際ホッキョクグマに襲われているわけではないので。

実際に自分の身が危うい状況でもなければ、
我々人類がヒトガタ以外に恐怖を感じるモチーフって、
だいたい何かしらの経験が前提にあって恐怖してるというか、トラウマ的なものが大半ではないかと思います(場合によっては先天的なものもありますが)。
だいたいにおいて人類共通の視覚的恐怖の対象は人間系です。

では、人がより恐怖を感じる造形というのはどんなものなんでしょう。


最初に示した画像ですが、web上に氾濫する恐怖画像のなかでは、多分トップレべルの作品じゃ無いかと思います。
僕個人としても初見のインパクトは凄まじかったですね。
あんまり怖いんで、
一時期携帯の待ち受けに設定してムリヤリ慣れることで克服する努力を行ったりしました。
この画像、結構ディフォルメされてるというか、骨格どうなってんだよ、って感じですが、
最近こう非人間的なディフォルメの放つ恐怖力(?)が気になってまして、
自分で画像作ってみたりもしてるんです。

▲どうですか、怖いですか。怖かったら嬉しいなあ。

何にしても、強烈なインパクトを放つビジュアルというのは魅力的です。
僕は大学でグラフィックデザインを学んでおりまして、
結構こういった視覚的表現に関する事例には関心があったりします。
人でありながら人でない、人外表現を追求したらどんな強烈なビジュアルが生まれるんでしょうか。

見たいと思いませんか?究極の恐怖画像。


そういえば昨今の恐怖映画界はいまだに貞子の真似事を続けておりますね。
ついこないだ貞子3Dなんてのもやってたし。
俺はね、長髪の女性じゃなくてですね、
個人的にはもっとこう、ワケワカラン怪物どもに跋扈してほしい。
あの画像みたいな顔をしたクリーチャーが後ろから追いかけてきたら、
それだけで発狂モノの恐怖では?
と思うんですが。
で、そんな中、よいニュースがありまして……
なんとあの「不安の種」が映画化するとか。
「不安の種」を知らないという方は、「オチョナンさん」と言えばわかるでしょうか。


コイツです。コイツみたいなのがイッパイ出てくる漫画です。

これには非常に期待を寄せています。
原作の不気味な造形をした魑魅魍魎、妙にリアルな語り口の物語がどう昇華されるか。
うーん楽しみ。

ところで話は変わりますが、僕、ぶっちゃけると信じてないんです、幽霊。
では何故心霊スポットに行くかというと、信じていないとはいえ、
まあ実際いたら困るというか、身の振り方を考えなければいけないので、
確認の意味をこめて…みたいな感じです。
と思いきや、単純にオカルトとか廃墟とか好きなだけだったりします。
あとはまあインディーズマガジンとかグッズとか、作ってみたい、
このサークルでやりたいことといえばそんな感じです。

拙文&長文申し訳ありません。
今後とも奇忌怪会をヨロシク!
では、また。


ハンザワ

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